2016/03/25

棚板の補修日和^ ^

や連日、晴れが続いて焼き物屋さんには嬉しい限りですが、昨日は棚板の補修をしました!

棚板って???



棚板とは焼き物も窯に入れる際に乗せる板の事です。


この白い板です!
僕たちにとって、とても貴重な道具になります。





棚板の表面にはアルミナという粉を塗ってあげます。万が一、釉薬が流れてしまってもアルミナがしっかり塗ってあれば、綺麗に簡単に器と棚板を取り外せます。

逆にしっかり塗っていないと、器と棚板がくっついてしまい、最悪では棚板を廃棄することにもなってしまいます。






しっかりとアルミナを塗れた棚板側面を拭き上げて、天日で干して完了です。





あとはいつも通り窯に入れて器と一緒に焼き上げてあげます!





良い器を焼くためには、道具のメンテナンスはかかせません。
良い時間を使えました!

2016/03/19

せとファクトリーツアー

昨日、3月18日(金)にせとファクトリーツアーが行われました。
各分野で活躍するデザイナーさん、バイヤーさんが瀬戸の窯元や工場を回り、互いに刺激しあうことにより、新しいものつくりや販路拡大になればと企画されたものでした。
翠窯はその参加者の皆さんの目印になるブローチ製作をさせてもらったご縁から、ツアー先に入れてもらえました。




お話を頂いた時に、とにかくお越し頂いた皆さんの記憶に残る案内をしたいと考え、焼き物の面白さを伝えたいと思い2週間前からこの日に向けて仕込みが始まりした。(笑)







予定の時間になると1台のマイクロバスが到着。
初めて、翠窯に20人以上の人が入ってきました。
早速、「KAWASEMI」の製作部屋のプレハブにて実演を見てもらいました。








児山さんも始まる直前は緊張しているとは言ってましたが、上手にスタンプの仕事を見せてくれました!









「ロータスプレート」の型押しを実演した麟太郎は、初めての実演にも関わらず、なかなかの仕事を見せ、最後には拍手までいただけました。
将来が非常に楽しみです!!!










穴山はろくろを見てもらいました。飯碗に、片口、カレー皿と3点程作らせてもらいました。






最後はこの日のために、3月上旬、神戸の仕事前でドタバタでしたが、この時間の窯出しを逆算して窯焚き、製作をしておいた「窯出し」です。
陶芸の面白さって「作陶」と「窯出し」だと思います。
だから、熱々の窯から器が出て、キンキンと貫入の入る音を聞いて欲しかったんです。
皆さん喜んでいただけたので、準備した甲斐がありました。







夜には瀬戸の作り手とファクトリーツアーの参加者さんで、交流会が行われました。

この1年、瀬戸市の事業に多く関わらせて頂いていますが、これだけ物を作り売り出すのに力を貸してくれているところが他所にあるのかと思うほどのエネルギーを感じました。
「翠窯」もさらに頑張ります。


ファクトリーツアーの参加者の皆様、「翠窯」にお越し頂きありがとうございました。



2016/03/16

「陶芸ジャパン2016」に出展してきました!

先週、3月9日〜13日まで神戸ファッションマートにて行われた「陶芸ジャパン2016」に出展してきました。





 昨年、初めて屋内のイベントに出展するようになるキッカケになったのが、この「陶芸ジャパン」でした。昨年は什器は足りないしライトも無いし、レイアウトも分からないところからのスタートでしたが、この1年でかなり慣れてきました。
とは言っても、毎回ブースサイズが違ったり、皆さんに見て頂きたい器も変わってくるので、設営には1日かかりです。
昨年より器の種類も什器も増えたので、思っていたより設営に時間がかかり、設営日は12時から準備して、19時までかかってしまいました。










スタッフの麟太郎も、昨年から妻に変わり、一緒に各地を回っています。
最初は売り場に立たせるのが、不安でしたが、今では立派に接客からレジ、設営、撤去と一緒に奮闘してくれています。





今回からカレー皿に小さなカレー皿がレギュラー入りして並べられました。
小さなカレー皿「baby」
今までのカレー皿に対して、3ぶんの1ぐらいのサイズ感ですが、小丼に小鉢、使いやすさは今までのカレー皿以上です。







今回、持ってきた器の中でも一番の自信作はこちら黒瑠璃のスープマグです。
かなりたっぷり入る大きさに改良に改良を重ね作り込んだ取っ手。
窯から出てきた時は自分でも買いたいと思うほどでした。








初日は平日にも関わらず多くのお客様にお越しいただきました。






昨年からのリピーターの方にも来て頂けました。




連日、多くのお客様、ありがとうございました。
一つ一つ、お客様の手にお渡しできることは、僕達作り手にとって、とても嬉しいことです。この器をどんな料理を盛り付けて使おうかなと楽しそうに選んでいただける姿を見れる事が、さらに良いものを作るためのエネルギーに変わります。
さらに来年は良いものを持ってきますので、皆さん、楽しみにお待ちください。








設営日から合わせて5日いた、場所も撤去して、「陶芸ジャパン2016」の幕がおりました。
お越し頂いた皆様、本当にありがとうございました。



次回は「春の益子陶器市」!!!
すでに作陶は再開して、まさに今も窯を焚いています!
【期間】2016.4/29(金)〜5/8(日)
【開催時間】9:00〜17:00
【会場】益子焼窯元共販センター
※翠窯の出展エリアは「益子焼共販センター」内の陶芸教室付近になります。


〒321-4217 栃木県芳賀郡益子町大字益子706-2
TEL0285-72-4444
【入場料】無料






2016/03/04

陶芸ジャパン 2016!

東京ドームでの「テーブルウェアフェスティバル」が終わり、次は来週から神戸で開催される「陶芸ジャパン」が始まります!

こちらは昨年の様子。

会場の神戸ファッションマートです!


一階アトリウムはこんな感じ。

広々としていて吹き抜けで、屋内なのに開放感があります。




陶芸ジャパンは、関西圏では唯一参加しているイベントです!

余談ですがわたしは神戸で学生時代を過ごしたため、懐かしい場所で勝手に親近感が湧いています^ ^
(今年は、息子が生まれて間もないのでわたしは不参加ですが…)


東京ドームが終わってからは、また黙々と制作の日々。

改良したスープマグや、


人気のブローチも大量に!




作っては乾かし、作っては乾かし、

あとはひたすら窯焚きです。
毎度のことながら、電気、ガスの大、小、みんなフル稼働!



そして窯出し!

こちらは定番のカレー皿より、二、三回りぐらい小さいカレー皿。
密かに好評で、そろそろ定番化しそうです。。


織部、飴、乳濁それぞれの釉薬の調合を少し変えてみたところ、なかなか良い感じに焼けました!


是非、会場でお確かめ下さい!




「陶芸ジャパン 2016」
会期 ◉2016.3.10(thu)〜3.13(sun)  10:00〜17:00
会場 ◉神戸ファッションマート 1F アトリウムプラザ
兵庫県神戸市東灘区向洋町中6丁目9番地
六甲ライナー アイランドセンター駅直結
入場料 ◉無料


出展者一覧はこちらからご覧頂けます↓



文香